妊活の方のための妊娠体質改善
妊娠しやすい体質・流産しにくい体質へ

妊活体質改善について

妊娠しやすい体質や流産しにくい体質とはどのようなものなのか？

冷え性であったり、風邪をひきやすい虚弱な方であったり、すぐに疲れてしまう方などいろんな体質があるのですが、自分の身体の弱いところを少しでも底上げすることといっていいとおもいます。体質だから病気ではないので完全に治すということではないですが、今の状態よりも少しでも健康な状態にもっていくことが大事になります。そちらの方向に向いているという感覚も大事です。

身体にとって健康である方向へベクトルが向いているというのが重要ですし、私たちがおこなう治療では毎回その方向の微調整をしていると考えてもいいです。そして少しづつその道を進んでいくこと、それが自分でおこなうセルフケアだったりします。そのあたりの自宅でできるホームケアもご指導するのが妊活鍼灸の一部であるともいえるのです。

そしてさらに意識するのはメンタルや心の調整になります。必要であれば対話をしながら、話を聞きながら治療をすすめていくことも可能です。対話をしながらの鍼灸は男性院長以外の女性鍼灸師をご指名ください。

それによって、少しづつ体質は変わってきます。その方にとって一番弱いところを探すのも大事です。その多くは冷え性であったり、胃腸が弱かったりでしょう。今はやりの温活や腸活とも呼ばれています。また胃腸が弱い方はそもそも妊娠できる体力がない方もいますのでまずは食生活の見直しをしっかり考えなければなりません。腸内環境をよくして子宮内フローラの改善ですね。発酵食品や食物繊維はもちろんホルモンの土台でもあるタンパクや良質な油なども考慮に入れます。これは腸活になります。それによって土台を底上げしていくことが本当の意味での妊活への体質改善といえるでしょう。

不妊体質でよくみられるお悩み症状としては

●夏でも冷えや足むくみに悩んでいる

●頭痛や肩こりや腰痛がある

●下痢や便秘を繰り返している

●生理周期がバラバラだ

●生理前には体調不良になる

●メンタルが弱くてすぐに思い悩む

妊活中の方は体質的なこともあり多くの方が様々な症状に苦しんでいます。薬を飲んでいる方はなおそれらの症状が強い傾向にあります。

日々のストレスにも弱く、血流不良や運動不足、睡眠もまばらであるため日々の体調も不安定です。それら自律神経のバランスも妊活には重要であるため体質改善にプラスして1日の過ごし方も朝昼夕夜とみなおすのも大事になります。そのあたりは必要であれば助言しますね。

妊娠しやすい体質になるための鍼灸治療とは

まず大事なのは全身滞りなく血液やリンパなどが巡っていることになります。ですので詰まっているところや滞っているところを流していく治療が必要です。東洋医学ではその滞っているところを瘀血と表現することが多いです。その部分に鍼灸をしていくのですが、頑固になった部分にはカッピングを使っていくこともあります。特に肩背部や腰部などに用います。色が赤黒くなるので色がついたらよくない場合はもちろんしない治療法でもあります。家族に内緒で来ている方もおられますから

瘀血で血行が悪かった場所がながれはじめ、汚れた血液や体液などの老廃物も流れ出し、そこに新しい血液などが入り込むことで、体内の毒だしデトックスがされていきます。その流れが新陳代謝を促し、卵巣や子宮での新陳代謝を強めると考えています。

体質改善と妊活鍼灸について

鍼灸治療の特徴として一人一人それぞれでオーダーメイドで治療法を考えていきます。生活環境などもみんな違うわけで治療法が全員同じというのはおかしいわけです。その方にあわせて色々合わせていくのが治療としては大事です。妊活体質治療をしていく中で一番意識していくことは、その人の最も弱いところを探していくことです。そこの弱さが原因で妊娠しにくいということはよくあることです。これに関しては男性もしかりです。特に性欲がない男性の場合はより治療やセルフケアが大事だと考えています。それにより、視床下部-下垂体-子宮卵巣のホルモンの流れが活性化されますし、バランスよく過不足なく伝達されます。そして、子宮内膜への血流も確保されるようになります。

瘀血体質の方にはカッピングもおこないます。

いろんな条件で考えていくのですが肩こり腰痛が頑固な瘀血体質の方にはカッピングも有効です。基礎代謝が弱そうな冷え性・むくみ・肥満気味の方にです。滞りなく流れるというのが基本であります。その際に老廃物が多くて流れにくくなっている方におすすめです。妊娠年齢も年々あがってきて、30代後半には不摂生な食事を続けていけばいろいろ問題も出てきます。中性脂肪やLDLコレステロールなどです。これらに問題があればさらにカッピングが有効になります。