妊活や不妊に関するお悩み相談室

不妊治療に病院に通われている方は、もちろん病院の指示通りに治療をすすめていき、それにしたがって続けていくことになります。特に何かを考えることもなく検査をし治療が進んでいきます。
そのまま指示通りすすむことにこれでいいのか？考えることはあるものの、特にほかの方法があるわけではないので仕方のないことだと思います。このページでは何かほかにできることはないのかについて説明しております。

定期的に週1くらいで治療に来れる方は良いのですが、なかなか時間も取れず月に1～2回しか来れない時には、良いタイミングを見計らって治療をすすめることになります。特にお勧めなのは排卵前後の治療になりますが、着床にむけての治療もポイントになります。また、各周期ごとに治療をする意味合いもありますので患者さんの状態によってはここのタイミングがいいなどの助言もさせていただきます。また遠方の方の場合は周期的にという治療は難しいと思います。その場合は自宅でできる方法も取り入れながらおこなっていきます。

卵子の質を上げていくことが鍼灸院に来られる患者さんの一番の目的になります。特に体外をされている方はいかに質の良い卵子が取れるかがポイントになります。そのために鍼灸にて卵巣の血流をよくしたり、ホルモンを届けやすくして卵子の成熟を助けたりするのですが、病院では薬を使っておこなわれていくわけですが、その薬を運ぶものも血流なわけで、いかにその質の良い血流を維持できるか？鍼灸に期待される一つのポイントになっております。

鍼灸治療の効果がはっきりわかることはこの子宮内膜に対する働きだと思います。卵子の質などははっきりとした効果はわからないかもですがこの子宮内膜に関しては様々な場所でその効果が発表もされております。特に仙骨周囲のツボをしっかり刺激することが大事になってきます。着床に向けてしっかり鍼灸をおこなっておくことで、より良い子宮内膜の状態に近づけることが可能となります。また、子宮内膜への栄養としては血流もそうですが、鉄や亜鉛などのミネラルをしっかり補充しておくことも大事になります。

着床率を上げることについては今までやってきたことの積み重ねが大事になってきます。また、やることはすべてやってきたので、あとはいかに自律神経を乱さずに良い状態を維持していくかになります。ここで皆さんが間違えやすいのは安全に行こうと思いすぎていつもの生活よりもゆっくりしすぎることになります。あまりにも変化をつけすぎることでいつものリズムが崩れホルモンバランスが崩れます。基本的にはいつもの感じでいいのですが、頑張りすぎているかたはタ方だけからでもいつもよりゆっくりしたペースがいいですし、ストレスが多い方はいつもより少しリラックスするくらいが理想となります。

通常、不妊でお悩みの方は体質などを考えることはないかと思います。それは今は病院で最後までしてくれる方でもあります。では、何もしなくてもいいのかというとそうでもなくて、体外受精をしてもうまくいく人と、いかない人がいるのは知っているかと思います。

そこで東洋医学を使って体質を知りその養生をしていくことで妊娠する確率が増えたり、そのまま無事に出産できるすべを知ることができます。

いま、あなたができること、それを伝えていきたいと思います。