移植前後の鍼灸治療について
（特に移植直前と移植直後について）

移植当日の鍼灸について

当院では希望者には移植当日にて移植直前と移植直後の2回の治療をおすすめしております。当院は広島駅と袋町にあるため主要な不妊クリニックからそれぞれ徒歩5分圏内にあります。そのことから多くの方がギリギリのタイミングで直前直後の治療を可能にしております。最近ではクリニック内でも鍼灸をしているというところがでてきました。それだけ直前直後の鍼灸治療は確率を上げれるのがわかっています。広島駅の本院はたまたまあとから不妊クリニックができたので良かったのですが、袋町の分院はより近くに作りたいということで去年立ち上げたのです。

基本は移植直前におこなうものの、朝早くに移植の方もおられます。その際は前日にすることも可能です。これは考えがたくさんあるのですが、当院では移植直前を一番重視しております。どちらでもよい場合は直前の治療を長めにして直後のほうを短めで設定します。ただ、患者さんによって、または時間帯によっては逆になることもあります。移植直前では鍼灸に気持ちを込めておこなうことを大事にしております。　

移植直後での治療はもちろん目的としては胚の子宮内膜の定着（着床）を目的でおこないます。鍼灸をすることでの着床率がアップすることは学会で証明されていることから自信をもって行っております。また希望される場合はお灸のご指導も可能です。治療院では治療院だけしかできない箱灸や太陽灸やホットストーンなどを患者さんにあわせながらそれぞれの治療家が鍼と合わせていきます。

移植後の治療を継続するかどうか？

直前直後の治療に関しては、そこを目標にして治療をしてきましたので、そこは確実に必要となります。そのこともあり、不妊クリニックの近くに当院は作っております。最近では妊娠陽性反応がでたあとも継続すべきという考えが浸透してきました。もし継続することに強い不安感がなければ安定日まで2週1回くらいでおすすめしております。

次のようなケースの場合は特にお勧めしております。

・強い不快感があり家で1人でいるのがこわいかた

・鍼灸をしていたから妊娠できたと強く感じる方

・頭痛や肩こりや不眠など自律神経失調の方

・流産癖のあるかた

直前直後の鍼灸治療の注意点について

・時間に余裕をもって予約ください。バタバタするのはよくないので1時間くらいの間をもって行動することをお勧めします。とくに病院での治療は遅れることがあると思います。こちらはもちろんですが遅れることがあってもできるだけの対応をしております。

・移植当日にて担当しているスタッフが休みのケースがあると思います。それまでの担当に関わらず松鶴堂の院長を含めて別のスタッフでもできるだけの対応をいたしますので移植日が決まりましたらご遠慮せずお問い合わせください。

・移植する受精卵が胚盤胞であれば直後の重要性が増しますが、初期胚であれば移植後3日あたりで来ることが可能であれば通常治療として再度受けていただく事になります。もちろんそのケースでも直後の治療もすすめているので計3回の治療となります。

・直前直後でいえばもちろんどちらも大事であることは変わりないのですが、当院では直前を意識しております。しっかり身体が整って血流を確保した身体で移植を受けてほしいからです。私はさらに大事なのがリラックスして受けれているかどうかもより大事だと思っています。交感神経過緊張状態よりはゆったりとした副交感神経優位なところが良いとおもっています。

他の鍼灸院で妊活不妊鍼灸を受けていて、直前直後だけ当院で受けるケース

多くの患者さんからより成功率を上げたいという目的で直前直後のみ院長岩崎で診てもらいたいという患者さんが当院のスタッフからだけでなく実は他院からも問い合わせがあることもあります。うちのスタッフからであれば問題があればカンファレンスで確認はできるものの他院からであれば何も情報がありません。その際は可能でありましたら直前直後の前に2～3回は当院で受けてほしいというお願いがあります。より成功率を上げるためであります。ご協力よろしくお願いします。