不妊鍼灸（妊活サポート鍼灸）について

不妊鍼灸でできることは体質改善と妊娠の確率をあげることになります

①体質診断からスタート

これがもちろんですが１番大事なことだと思います。
まずは問診をしてお悩みや症状などを確認しそのあとに脈や舌やおなかを中心に調べていきます。

妊娠しやすい体質へと変化させていくのが第1歩です。

みつけた異常を伝えそれを治すべくしていただく養生を伝えていく。そのなかでたとえばどういう養生を伝えていくのが多いかというと、

・多くのケースで冷えとむくみのある方が多いのを感じていますので足湯を中心とした温めていくことを中心にお伝えします。温めてほしい場所は足首から下を中心に、下腹部、お尻となます。以外にお尻は知らない方が多いですが仙骨には８つの穴が開いていまして、その穴を通り子宮に栄養が運ばれていると思いますのでその部分を温めるということはかなり有効な手段です。湯たんぽや電子レンジで温めるホットパックなどもすすめております。

・食事面に関しても意外におろそかな場合が多いです。最近ではビタミン類や亜鉛などを積極的に取ったほうがいいといわれております。私も体質を変えるのに食事は重要な要素であると思っております。必要な方にはしっかりとした指導も行います。例えば婦人病に良いのは黒いものだといいますのでそういう食物をとるとか、温野菜がもちろんいいですね。夏野菜や果物はとりすぎると身体を冷やしすぎる傾向があります。

・次に呼吸ですがいわゆる肺呼吸といいまして浅い呼吸の方が多いように思えます。腹式呼吸を毎日取り入れることで自律神経が整います。ぼ～～っとできる時に瞑想などをしながらするようにすればいいのですがなかなかできるものでもないのでゆっくり息を吸い込んではくというような意識付けで言いのかなとはおもいます。当院でもおなかを温めながらの深い呼吸というのを指導しております。散歩やお風呂の時でも呼吸は有効です。

・運動に関してはおそらく皆さんが１番意識しにくい養生法ではないでしょうか？私も実は以前はそうだったのですが最近ではアクティブなかたの成功率のほうが高いかなと思えるようになってきております。特に水泳やウオーキングなどは有効ではと思っています。適度に骨盤の刺激になるからなのでしょうね。以前はエアロビが有効とかいわれていましたが早歩きなど歩くだけでもいいのかなと最近では思います。

・身体にいいと思ってがんばっていることが逆にだめなケースも多いです。生姜紅茶がはやった時とかみんな飲んでいましたが胃腸の弱い方は逆に胃炎がすすんだ方がいましたし、ヨガがはやった時はそれで腰痛が悪化してというケースも多かったですので、やはりその方に合った養生が必要なんだと思います。

・これが一番よく聞く事なのですが、あれもこれも頑張りすぎてストレスになっていたという方も多いと思います。疲れ果てて休んでいるときや、あきらめた時に妊娠できたという話です。やっていたとことは間違っていなかったから妊娠できたのですが、やはりやりすぎも問題だったんだなと、ほどほどの養生がいいと思います。自分にあった健康法なのかはぜひ私たちに確認していただければと思います。

体質を変えるための不妊鍼灸や不妊整体による治療とは

実際の鍼灸治療はその方の体質をみながらそれが改善していくようにツボを取っていきます。それらが改善してきたかどうかは脈や舌を確認したり２回目以降の問診でチェックしていきます。治療が上手にでき、また養生も良ければ必ず良い方向にすすんでおりますのでまずはこちらからスタートできればと思っております。すると生理状況がよくなったり、基礎体温表がくっきりと分かれたりしてきます。

②妊娠率を上げる治療とは

体質改善に関してはどこの治療院でも意識されていることだと思います。当院ではもちろんそこを大事にしますし、それによって妊娠する方も多いのですが、すでに高度医療をされている方の場合は急がれているケースも多いので体質治療をするだけでなくあわせて、周期療法も混ぜるような形を取っております。

当院の周期療法について簡単にまとめていきたいと思います。

・まずは生理前にはおなかや足を温めていくことを意識しております。おなかを温めることで正常な生理がきやすくするように考えます。精神的には穏やかでリラックスできるよう治療をしていきます。温める治療を意識しますし子宮内の状態がクリアになるようできるだけ毒素が排出できるような考え方を意識しております。

・月経期は特に重要なポイントはないのですが引き続きお腹を温めることを意識します。月に1～2度しか来ない方は月経期は避けてもらって構いません。リズムよく週1、2週１できてるかたに関しては月経期でも治療をすることをおすすめしております。リズムよく治療することがホルモンのバランスを整えていくことでの重要ポイントとなっております。

・生理後は体質改善の要素が強い人は１番意識しておこなうところです。終了直前から５日くらいまでの間で集中して足湯やお灸など温める事をしてもらいます。ホルモン失調による内膜の問題や黄体化の問題がある方は特に重要視しております。また子宮や卵巣内に悪血など器質性変化がある方は特に治療の効果が出やすい時期なので重要視することになります。

・排卵前は妊娠率を上げたいと思っている方が１番重要にするところです。排卵がしやすくなるように、一つの卵胞がしっかり育つように卵巣内の血流を意識したツボを選んでいきます。その場合は確率をさらにあげるためご主人さんの養生指導も一緒に治療するとさらに良いです。男女とも１番大事にするところであります。

・排卵後は精神的に変化の強くでる主にイライラタイプの方に有効です。このあたりは無排卵の問題や着床の問題や不育症の方も大事な時期です。子宮内膜が薄いといわれている方には積極的に鍼灸をすすめる時期でもあります。

一応5つの周期にあわせて治療を行うのが松鶴堂メソッドです。

また男性側にも原因があることも多いのですが、それに関しては説明しなければいけないことが多いのでページを分けて男性不妊のページにて説明していきたいと思います。